2019年8月 北京の世界遺産を巡る旅 2日目午前 万里の長城

今日の予定

  1. 万里の長城
  2. 故宮 (紫禁城)
  3. 景山公園
  4. 今日こそ北京ダックを食べる

観光地は3つだけ。本当はもっと詰め込みたいんですが、いろいろスケールが桁違いで。

今日の最初の目的地は万里の長城。もちろん世界遺産。死ぬまでに絶対行ってみたい場所の一つで、今回最も楽しみにしていました。

万里の長城 (八達嶺長城)

写真でよく見る万里の長城にはいくつかスポットがあるようで、今回は最もメジャーな八達嶺長城を目指します。ネットで検索すると、八達嶺長城行きのバスはとても混雑するから早朝がオススメとあったので、早起きして5時過ぎにホテルを出発しました。

ホテル最寄りの灯市口駅で地下鉄5号線に乗り、2号線へ乗り換えます。
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地下鉄2号線の積水潭駅で下車、バス乗り場には6時過ぎに到着しました。おかげさまで、ほぼ並ばずにバスに乗れました。
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バスの車中で乗務員から話しかけられますが、当然中国語わからないので、「わかりません」と(英語で)伝えるとそれで終了しました。なんだったのか良くわかりませんが、異国の地なので、何もなくて良かったとホッとしました。

バスの運賃は12元、ICカードを使うと半額の6元、約100円という衝撃の安さです。乗り心地も悪くないし、バス利用はオススメです。

バスに揺られること約1時間、7時過ぎに八達嶺長城のバス停に到着しました。そして、早足で入り口を目指します。昨日の頤和園と違って、運良くチケットもスムーズに購入できました。

長城の入り口までは、売店がたくさんあります。日本でもよくある観光地の土産物店が並んでいる感じです。ちなみに長城に入って以降は全く売店はありませんので、水や食料を調達するならここです。
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八達嶺長城を歩き倒す

八達嶺長城への登坂口です。北城と南城があります。北城は急な斜面の長城、南城は緩やかな斜面が続く長城、だそうです。今回は両方の制覇を目指します。そのためにやってきたので。
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ちなみに、ガイドブックでは、北城が女坂、南城が男坂と紹介されています。

北城

北城が混雑するとガイドブックに書いてあったので、まずは北城を進みます。

そして階段を上った瞬間、目の前に圧倒的なスケールの建造物が伸びています。この日は霧がかかっていたので視界はイマイチですが、それでもなお感動の景色です。いやマジでこれ人力で作ったのかよ、って声が出たくらいです。テンション最高潮です。
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道中、基本的には上りが多いですが、たまに下りや平坦なところもあります。
早朝だったので、きっとそのうち霧は晴れるだろうと思い、途中写真撮影はせず、ひたすら終点の第八楼を目指します。

急な坂道や道が細くなっているところはとにかく混雑してます。特に急坂で階段になっている箇所は、格好の休憩スポットになってます。こんなところで座ったら人が通れないし渋滞するに決まってるよな、と思うものの、確かに急坂だし疲れてるなら仕方ないな、とも思います。

しかし、まだ朝8時前にも関わらず、すでにこんなに人がいるなんて、人気の観光地なのだと改めて知らされます。

歩きながらふと壁を見ると、隙間なく落書きがw やることは万国共通ですな。
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歩くこと約1時間、ようやく終点の北八楼に到着です。小さな達成感に包まれます。そしてすごい人ですw
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北八楼の最上部で振り返ってみました。残念ながら深い霧で歩いてきた長城は見えませんが、人が多いのだけはわかります。人口13億人半端じゃねーw
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このあとの観光スケジュールもあるので、晴れるのを待つことなく折り返します。そしてひたすら歩いていると、霧が晴れて、遙か彼方の長城が見えるようになりました。おいマジでこれ人力で作ったのかよ、ってまた独り言が出てしまうレベルです。
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感動の写真をもう一枚!
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途中、雄大な景色を眺めるために立ち止まり、感動し、写真を撮ってはまた進む、の繰り返しです。そうして来た道を戻ってきました。この時点で約2時間使ってます。

南城

そして、いよいよ次は南城を目指します。

南城はガイドブックにあったとおり、急な斜面が続いてます。その代わり人が少ないので、自分のペースで歩きやすいです。もしかすると南城の方がトータルでは楽かもと思います。
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南城に登坂の途中、空腹感が出始めたので、階段に座って軽い休息。昨日セブンイレブンで買っておいたおにぎりを食べます。ウナギです。
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長城の途中に休憩できるようなところはなく、階段で休むくらいしか方法が無いです。人が少なくて道幅が広いので良かったです。おにぎりを2個食べて登坂再開です。

そうしてようやく南城の終点、南七楼に到着です!
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ちなみに観光で行けるのはここまでなんですが、ここから先も延々と遥か彼方まで長城が続いているのが見えます。おいマジでこれ人力で作ったのかよ、ってまたまた声が出るレベルです。

南七楼で振り返って歩いてきた道を撮影。雄大な景色。この道を延々と歩いてきました。右奥の山肌に見える長城も全部踏破してきたわけで、まだ復路を残してはいますが、この瞬間が達成感マックスでした。
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復路は急な下りが多いので、ヒザに負担がかからないように注意して歩きます。
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が、残念ながら途中で一度攣りそうになったので5分ほど休憩しました。その後はだいぶ復活して、意気揚々、登城地点にたどり着きました。

南城の往復には約1時間、北城との合計約3時間で、両方の登坂を終えました。いやーもうとにかく充実感でいっぱいです。

健常者の方であれば問題なく両方の長城を歩いて制覇できます。やはり自分の足で歩くことで、より世界遺産を楽しめるのではないかと思います。

ちなみに、北城・南城どちらもロープウェイで行けます。料金は片道10元、つまり約170円と激安です。よっぽど物好きでなければ、170円払ってサクッと山頂を目指すべきでしょうw
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なお、私が訪問した2019年8月6日は、南城のロープウェイは動いてないようでした。

このあと帰りのバスに乗ります。時刻は11時過ぎ。朝早くから動いた甲斐あってか、10分ほどの待ち時間でバスに乗れました。
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バス車内では疲れたので爆睡しました。おかげでだいぶ体力を回復できました。

帰りも運賃は12元ですが、ICカードを使うと6元、安いです。

と思ったら、あとで知ったのですが、降りるときにもICにかざす必要があって、それで半額になる仕組みのようです。私はそれをやっていないので、往復とも12元ずつ払っていたようです。残念。ガイドブックにも「降りるときにもICカードかざすと半額になる」って書いてあるのに最終日に気づきました。もう少し大きな字で書いてほしかった。

八達嶺長城の情報

気温

8月は暑いです。服装は半袖短パンで行きましたが正解でした。頂上付近は標高1000メートルくらいあるらしいので一応上着持って行きましたが、全く不要でした。

水と食料

南城と北城の全てを歩くなら、水は最低でも1リットルは用意が必要。私は全行程が終わったところでちょうど飲みきりました。登りはじめ霧でまだ涼しかったので、もし最初から暑かったら持たなかった可能性が高いです。登坂開始からまったく売店はありませんので、水は必須です。また、何か軽食を持っていた方がベターです。とはいえ、イージーな登山という感じなので、まぁ何とかなるとは思います。

とりあえずこの旅最大の目的、万里の長城踏破達成です!