たまたまテレビをつけたら福岡国際マラソンがやっていました。
私の目にとまったのは、優勝した選手ではなく2位になったバラノフスキー選手(ウクライナ)。
1位の選手はとても有名な選手だったのでゴールする瞬間は実況も沸いていましたが、1位の選手がゴールして間もなくテレビに映し出されたのは、残り100メートルというところで必死になって2位の選手を交わすバラノフスキー選手の姿でした。
しかし、ゴール直後、トラックに倒れ込み足を押さえ苦痛に顔は歪んでいました。おそらく全力を出し切ったのでしょう。
私も大学時代に個人種目のスポーツをやっていたのですが、個人種目というのは、学生ですら1位と2位では注目度に天と地ほどの差があるので、彼らのようなトップアスリートからすれば、1位でなければ意味がないというほど厳しい世界でしょう。
しかし、あのゴール後のシーンは、たとえ1位でなかったとしても順位を1つあげ、今できることをやり切ったという強いメッセージを感じました。
ビジネスでも必ず成功するとは限りません。
大事なことは、今できることを精一杯やること。
改めてそれを気づかせてくれたワンシーンでした。